住宅設計コンセプト


ほどほどがいい、自然と共存する住まい

コンセプト写真

台町の家(第16回千葉市優秀建築賞受賞)
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和の住まい

昔は内外に開放的な住まいで、風通しがよく、家族の顔が見え、地域との交流もありました。無垢の木・草・土・紙・石・漆などの自然素材でつくられ、健康的で環境にも優しい住まいでした。「住まい」の中に“自然”を取り込み、感じ、そして楽しむ...  私たち日本人が慣れ親しんできた「住まいかた」を生かすことは、今の過密化した住環境にとって、とても大切なことだと思っています。

今日の住まいの現状

今日では気密性や断熱性の高い住まいが好まれ、魔法瓶のような住まいが増えつつあります。間取りはというと、各室が壁で仕切られ、住まい全体の通気ができないつくりになっています。その弊害の一つがシックハウス症候群であり、住まいにも人間にも悪影響を及ぼしています。その対策として法律により、24時間換気という機械にたよった強制換気が義務付けられ、むしろ優れた特性が発揮できない結果を招きました。

ほどほどで居心地のよい住まいがいい

今日の過密化した都市の住環境では難しいところもありますが、出来るだけ機械設備に頼らない住まいをつくりたいと思っています。
夏の暑さや冬の寒さを適度に和らげ、暑すぎず寒すぎず。建具を開閉して、時には風が抜け涼をえる、時には暖を逃がさず。そんな季節に応じたからだに優しい住まいをつくりたいと思っています。
また、このことが都市におけるヒートアイランド現象を押さえ、環境に負荷を与えない、地球にやさしいことに繋がっていくことになると思います。

建て主様へのメッセージ

一人一人の人間が異なっているように、ひとつひとつの家が異なっていて当然です。新しい住まいづくりあたっては、いろいろな夢や希望をお持ちだと思います。大まかなイメージから仕上げや色彩、また収納やカーテン、造園に至るまで、どんな事でも良いですから私たちにぶつけてください。一緒により良い家づくりを目指し、具現化するのが私たちの役割だと思っています。家族全員に喜んでいただける住まいづくりをお手伝いすることはもちろん、出来上がってからも一生付き合える関係を築く事が建築家の誇りと考えています。

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