施工事例（東京都墨田区 / 運動施設）｜松本剛建築研究室

T’s Energy

お客様と設計条件

オーナーは両国のテナントビル内でクリニックを営まれています。 今回の計画はビル内の違う階で、メディカルフィットネスジムを計画すること。セントラルパーク公園の中でトレーニングしているイメージというご要望でした。

設計コンセプト

ファンクショナルトレーニングジム

この施設は体を鍛えるスポーツジムとは違って、体を動かす為に必要な筋力や柔軟性を高めるためのトレーニング：ファンクショナルトレーニングを目的としています。ファンクショナルトレーニングで身体の健康維持、そして心の癒しを得ていただくための場を設けました。

全体構成

入口脇に受付コーナーがありそのバックに事務エリア、栄養相談コーナーがあります。トイレ、更衣室などの水廻りの位置はパイプスペースの関係で、入口から奥側にまとめて設け、それに隣接してキッチンカフェコーナーがあります。それ以外がトレーニングエリア（一部フローリング敷きのスタジオ、パーソナル室）で、水廻り以外は既存天井を利用して全てオープンなつくりとなっています。照明器具は既存ライン照明を千鳥配置に利用しています。

自然を感じながら運動

セントラルパーク公園の中でトレーニングしているイメージをコンセプトに、内装を計画しました。床は芝と土をイメージし、グリーンとブラウンのタイルカーペットをグラデーションを設けて敷き込み、適宜グリーンポットを配置しています。壁は基本クロスですが、一部エコカラット（調湿性タイル）をポイントで設け、開口部には樹木の写真をプリントしたロールスクリーン、栄養相談コーナーの仕切りには、グリーンのバーチカルブラインドでアクセントをつけています。 空気がきれいで、緑の香りがする開放的な空間で、心身ともにリラックスしてトレーニングできる場となっています。

運動あとの栄養補給も

この施設の一部には本格的なキッチンセットがあり、栄養士がお客様に合わせて適切な食生活の提案もさせていただいています。旬の野菜や果物を生かしたジュースやクッキーなどがいただけるカフェコーナーがあります。