施工事例

Welina

所在地石川県小松市
主要用途住宅型有料老人ホーム
構造・階数鉄骨造3階建て
竣工年月2012年5月
敷地面積1621.05 m²
延べ床面積1317.31 m²
施工業者(株)丸西組
備 考共同設計(INADE architects、佐藤千恵)

お客様と設計条件

敷地は、小松市の加賀産業道路(国道8号線)沿い、八幡温泉の近くの小高い丘の上にあり、周囲は自然が豊富で南西方面にはカモなど野鳥も生息する「いこいの森の」を望むことができます。この地で元々デイサービスを運営されていた施主が、隣地に老人ホームを建設して、両方のサービスが連携した一体運営するということが計画の始まりでした。

設計コンセプト

全体構成

北側と南側に居室を配し、中央に多目的に使用できるホールを設けました。このホールは入居者同士の交流の他、イベントや娯楽、リハビリテーションなどに利用できる場となっています。このホールと外部の庭・各階のデッキがつながり、一体利用できる計画としました。

周辺環境にとけ込む

隣接するデイサービスと庭に対して圧迫感がないように、また周囲の樹木になじむように極力高さを押さえました。外壁はモノトーンを基調とし、一部木張り、割肌タイルなどを使用して周辺環境との調和を図っています。

内外で自然とふれあう

北側の居室と食堂はデイサービスの庭と連続します。この庭は車イスでも散策できる緑豊かなオープンスペースで、四季折々の植栽が建物の表情を和らげ、入居者・来訪者を安らいだ気持ちにさせてくれます。南側の居室と浴室からは「いこいの森の」が、各階のホールからは南加賀の自然や町並みを望むことができ、サッシを開放すると心地よい風が通り抜け、緑の香りなど自然を感じる場となっています。

居室と共用部のつながり

各階の居室から食堂や浴室など共用部への動線には廊下はありません。常に中央のホールを介してアクセスします。これは住人の利用のしやすさ、また運営面では動線を短くし死角をなくすことにも役立っています。

正面外観

デイサービス庭側からの外観

1階食堂

2階ホール

ホールとルーフデッキ

居室

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