施工事例
Parlor D
所在地 | 東京都江東区 |
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主要用途 | 店舗 |
構造・階数 | 鉄骨造 4階建て |
竣工年月 | 1993年11月 |
敷地面積 | 423.06 m² |
延べ床面積 | 410.26 m² |
施工業者 | (株)岩本組 |
備 考 | パチンコ店 |
意匠上の特徴
店舗部分の空間構成は天井高約5000mmの吹き抜けをもつ大きな空間の遊戯室と、その一部2階レベルに組み込まれた景品交換所と事務室、倉庫からなる。遊戯室の天井全面は40mm角の格子上の天井 (光天井)で覆われており、その上部に蛍光灯、空調用ダクト、メンテナンス用キャットウォーク、排煙窓などすべての設備機器類が隠されているため、遊戯室からは白く光る一面の天井と煌めく星を暗喩したハロゲン球が見えるだけである。またその光る天井と星はさらに欄間部分の鏡に反射し無限の彼方まで広がる空になる。光天井自体は決して安いものではないが、照明器具自体がべ一シックなトラフ型の蛍光灯で済んだためトータルでは高いものとはなっていない。
設備的な特徴
パチンコ店の空調は1年を通じてほとんど冷房だけであるということ、そして喫煙の煙をいち早く回収し店内を汚さないようにすることを考慮した結果、フレッシュエアを天井部分から吹き出し、パチンコの島の下の部分から汚れた空気を取る方法を採った。回収された空気は空気清浄器を通りフレッシュエアと混合され、熱交換器を介し再び店内に戻される。また気温の低い時期には直接外気を導人し、冷却器の運転をしなくて済むために、ランニングコストの低減もできる方法となった。冷却器の熱源も電気でなくガスを使うことで安く運転することができる。