施工事例（東京都杉並区 / 共同住宅）｜松本剛建築研究室

浜田山テラス

設計コンセプト

全体構成

場所は、浜田山駅から徒歩4分というとても恵まれた環境にあります。この建物は、コーポラティブハウス方式で建設されています。2LDKを基本に、20坪前後のフラットタイプ、メゾネットタイプがあり、全13戸の建物です。その中のメゾネットタイプの一つを紹介します。 スケルトン共同設計：（株）インターデザインアソシエイツ

メゾネット住居

1階と地階で構成されるクロスメゾネットです。この住戸の施主はご夫婦二人、スペース的にそれほど広くないので、各階ともオープンな造りとなっています。

1階

入口ホール、書斎付きの個室、浴室などの水廻り、収納スペースがあります。入口ホールと個室は、限られた空間をフレキシブルに使用できるよう建具で仕切っており、時に北側のハイサイドライトからの柔らかい光がホール部分にまで導かれます。書斎部分は、数段高いレベルに位置し、壁一面は書棚になっています。はしごを兼ねた造りとなっており、書棚の活用と上階にあるバルコニーのアクセスに利用できるようになっています。

地下1階

ワンルームのLDKスペースです。構造的に必要な壁を仕切りとして、キッチンとダイニング、リビングスペースをエリア分けしています。リビング部分は、一段高くなっており、天井高さをおさえて落ち着いた床座のスペースとなっています。地階ですが、南側に設けられたドライエリアと連続させることにより視覚的な開放性を確保すると共に、上階に設置したトップライトを併設させるにより、自然採光と通風換気を図っています。